不動産投資を行うため、アパートを売却することに ❙ 複数の不動産業者に相談、契約実現
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アパートを一棟買いして不動産投資を行ったのは節税をするのが目的でした。
個人で商店の経営をしながらインターネットを使って副業もし、株式投資も成功していたので所得がかなり大きくなってしまったのです。
そのため、少しでも節税できる方法があればと考えて中古アパートを購入するという手段を選びました。
十分な資産があったので現金で買うことができてしまい、賃貸経営をしながらうまく赤字を維持することで節税をしようとしたのです。
最初は計画通りに赤字経営をするのに成功していました。
家賃収入が十分に入るのは確かですが、築32年の古いアパートを購入したので減価償却を効率的に行うことができて大きな赤字を作ることができ、
損益通算をして節税に成功していたのです。
しかし、減価償却が終わってしまうと黒字になってしまいました。
それでも利益が増えているので良いと最初は思っていたのですが、二つの問題があると気づいて売却を決めたのです。
一つは収入が大きくなったせいで累進課税のボーダーを超えてしまいそうになり、来年にも税率が高くなってしまうのではないかという状況になったからです。
もう一つはかなり古い物件を買ってしまったので間もなく入居者が減っていってしまうだろうと想定されたからでした。
ただ、この時点で既に売れないかもしれないという懸念があったので、
リフォームだけして売ることに決めました、その分も経費にして損益通算に使えることから、手際良く売れるならそれに越したことはないと考えたのです。
外壁と屋根の塗装を行って見た目には美しい状況にしてから売却手続きを始めました。
不動産業者に話をするとやはり売れるかどうかはあまり自信がない様子でした。
専属専任媒介契約ではなく、一般媒介契約を提案してくるという想定外の状況になったのもそれを如実に表しているでしょう。
しかし、来年にも節税どころか税金を増やすのにつながってしまうというリスクがあったのですぐにでも売りたいという気持ちがありました。
もっと積極的に売ってくれる業者を選ばなければならないと考えて、
近隣にあった業者を次々に巡って専属専任媒介契約をしたいと言ってくれる業者をようやく見つけることができ、仲介を依頼することにしたのです。
しかし、契約をして三ヶ月になろうというときになってもやはり売れませんでした。
古すぎて買い手が見つからないという想定でリフォームはしたのですが、それでもなお不十分だったのでしょう。
契約を更新はせず、他の方法を選ばなければならないと感じました。
そこで選んだのが買取業者の利用です。
ただ、不動産買取を利用すると安く買い叩かれてしまうというのは知っていたので最後の手段として想定していました。
他の方法はないかと調べたところ、近くには店舗がなかったので候補にしていませんでしたが、仲介も買取も行っている業者が見つかり、そこに相談してみることにしました。
仲介で売却できなかったときには買い取りをするという仕組みでの契約ができるのをセールスポイントにしていたので、
その時点で四ヶ月後には売れなければ困るという状況にあった私にとっては魅力的な業者でした。
実際に話をしてみたところ、専属専任媒介契約の三ヶ月間にアパートが売れなかったら買い取るという形で話をまとめることができました。
最終的にはその業者の尽力によって買い手を見つけることができ、アパートを売却することができました。
売却損が出たのは仕方ないことでしたが、その分も節税に使用することができたので良しとしています。
本当に売れなくなってしまう前にアパートの売却を決断しておいて良かったと実際に手続きを行ってみて実感しました。